親の株の売却?凍結前に子供に出来ること

親の株の売却はできるの?口座凍結前に子供が出来ること

もし、親が突然、痴呆症になったり、意思疎通がとれなくなると親の証券口座は凍結され、親の株や投資信託などは自由に売却できなくなります。

一番必要な時にお金を引き出せない方を多くみてきましたので、ぜひ対策を取っておくことをおすすめします。今回は、代理人になる以外の手軽にできる対策です。代理人についても、今後まとめます。

『親の口座が凍結される前に子供ができる5つのこと』に添って考えてみました。

➊今後の投資方針を親と話し合う
~損をしていても責めない!
❷親の証券会社の担当者に挨拶
❸親と一緒の証券会社で証券口座を開く!
~親の口座もネットで取引きできるようにしておく
➍親の口座をネット口座に移しましょう。
❺生前贈与や相続についても考えよう

隣のマイコ→22歳で証券会社にはいり営業職につき、AFP(ファイナンシャルプランナー)の資格をとるも、5年勤務して退社後、逆の消費者金融に3年勤務。その後、維持費が年1万ほどかかることから、AFP資格を放棄。ここ20年、派遣社員や契約社員で証券会社などを転々としてきましたが、独自で改めて株について学びます。2020年3月24日

親の口座が凍結される前に子供ができる5つのこと

➊今後の投資方針を親と話し合う

いくら子供とはいえ、「親のお金である」ということだけはしっかり頭にいれて親とお金の話をしましょう。又、いくら高齢であるといっても、しっかりとした知識や投資判断を持っている方も多く、まだまだ投資をしたい方も多いはずです。

自身も親に教えてもらいながら株式や投資信託について学び、情報をとりましょう。

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まずは、証券会社にどんな株、もしくはどんな商品を持っているのか、について教えてもらいましょう。

~損をしていても責めない!

損は隠したがる場合があるので、「損していても良いやん!」というスタンスを忘れないで下さい。株のようなリスクのあるものに投資したことがない方は、損していると株は怖い!そんなものに手を出して!と思うかもしれませんが、株をはそういうものです。そして、これから、どういう取引きをしていきたいかを話し合ってみましょう。

❷親の証券会社の担当者に挨拶

親がネット証券でなく担当者がついて取引きをしている場合は、担当者に挨拶をしてみましょう。

挨拶をする方法は3つあります。自宅に来てもらう、店頭にいく、電話をかける。

もし、親が隣にいないところで担当者に会う場合や電話をする場合は、残高の詳細を子供に教えて良いということ事前に伝えておいてもらいましょう。

通常、本人以外には残高等は教えてくれませんので、ご注意下さい。

そして、担当者に、親が持っている株式やその他の商品(投資信託、債券)について、わからなかった部分について教えてもらいましょう。

子供が担当者に挨拶をすることによって、担当者の行き過ぎたセールスにストップをかけることが出来ますし、親の投資方針を改めて伝えてこれからの相談にのってもらいましょう。

株式ならばわかりやすいかと思いますが、投資信託や債券であれば、特徴がそれぞれあるので、2つのポイントに絞りましょう。

その商品が投資した金額よりプラスかマイナスか?
その商品は、何に投資していて、どういうリスクがあるか?これからどう動くと予想されるか?

担当者の言葉を信じるのでなく、情報としのみ確認し、売るかどうかなどは、自身で考え動くしかありません。

特に投資信託の場合、担当者から保有している投資信託の売りだけをすすめてくることはまず、ありません。(違う商品に切り替えさせる場合は別です)

これは、どの証券会社も投資信託をたくさん積み上げていくように指示されているからです。

投資信託を預かっているだけで、信託報酬という利益を得ることができるので、どの担当者も手数料と同じくらい、投資信託の残高を積み上げに必死です。

❸親と一緒の証券会社で口座を開く!

自身が他の証券会社で口座を持っていたとしても、とりあえず、親が取引きしている証券会社で口座を開いておきましょう。そうすることによって、その証券会社がどういう商品を扱っているのか?どういう雰囲気なのか?がわかります。

又、親の相続手続きの時には、相続される側の口座が必要となってきますので、事前に口座だけでも開いておくと便利です。相続の受け皿という意味では、夫婦で同じ証券会社に口座を開いておくこともおすすめです。

~親の口座もネットで取引きできるようにしておく

今はほとんどの証券会社で、ネットで取引きができるようになっているはずです。親の口座も、もちろん子供自身の口座もネットで取引きができるようしとくと便利です。

親にもネットからの取引き方法を伝えながら、親の了解をえて、親の口座を子供がいつでも確認して、管理していくと便利です。

電話であれば、本人からの注文でないと受け付けてもらえませんが、ネットであれば、いちよう、本人の意思を確認して、子供が注文をだすのは自由です。

※ただ、投資信託の売りは、ネットで出来ない場合もあるので、注意が必要です。

➍親の口座をネット口座に移しましょう。

親がそれほど、今取引きしている証券会社に思い入れがないようであれば、ネット証券に親の口座、自身の口座を開き、移管してみるのも作戦です。

移管手数料はかかる場合が多いですが、ネット証券の株式手数料の安さを考えると、元はとれるかと思います。ただ、親が自身で取引きできるようになるまでは、子供がサポートする必要があります。

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❺生前贈与や相続についても考えよう

年間110万までなら、贈与税はかかりません。親が保有‏してる株の中で、損をしていて、当分売ることが出来ないという株を子供に贈与してしまうのも作戦かもしれません。

生きている間に売れる見込みがないのであれば、その株を子供が引き受けてしまい、相続対策をとるのも一つです。

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